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「あのさ、あんた達 わかってるよね?」 「はい」 「すいません、ボス」 ダイニングバーを出ると、気を取り直して カラオケ行こうぜ ってなった。 このまま解散じゃ 上村も浮かばれねーしな。 カラオケの受付で 他のヤツが店員と話してる時に オレと里森は 山口から釘を刺されていた。 「あたしが、どれだけ頑張って女の子を呼んだか...」 「わかった、ごめんて」 「もう 絶対気ぃつけるし」 オレらが怒られてる中、化粧直しに行ってた女の子達が ぞろぞろ帰って来て 受付カウンターからは 「なんかさぁ、団体室が空いてなくて 二部屋に分かれるみたいなんだよな」って声。 それは なんかうまくいかねー気が... とか 思ってると、ダイニングバーで上村の向こうに座ってた 二人が 「アキちゃん、ユウちゃん。オレらと行こうぜ」と、さっさと女の子ふたりを連れて行った。 やるじゃねーか。
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