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俺はその奴隷紋に魔力を纏った手で触れると、ガラスが割れる様な音と共に奴隷紋は一瞬で砕け散った。
「これは・・・まさかそんなことができるようになっていたなんて」
「スゲーだろ?俺だって日々成長してんだぜ?」
「儂らよりも遅いがの」
「いちいち茶々入れんなっての!」
ついいつもの感じでセリアの頭を吹っ飛ばしてしまった。
その光景を見たウィズがギョッとし、目を見開いた。
「し、少年!?いきなり何を!?」
「そうじゃぞ?レディーは繊細なんじゃから丁重に扱わんといつか愛想をつかされてしまうぞ?」
「え?」
「む?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ―――!?!?!?」
あー、なんだろ、この新鮮な感じ・・・。
久しぶりにこれで驚いてくれる人見た気がする・・・。
イグラシルの面々は俺がどんな突拍子もない事しても『あぁ・・・ユグドラシルの主の御業だぁ・・・』とか言ってびっくりするどころかなんか納得した顔されるし、リーンは『まあリョーガさんのお仲間なら何でもありですよね』とか言ってるしシルに至っては『前々から生で見たいと思ってたんですけど・・うふふ、本当にすごい回復力なんですね』とかのたまいやがった。
新鮮味が足りないんだよ最近!!!
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