ジャージで治める異世界の領地経営

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「道も開けたことだし一気に行くぞ!!」 俺の開けた穴の向こうではスズカを始めとした見知った何人かが焦ってこっちを見たけど「なんだお前か・・・」みたいな顔になるとすぐに顔を引っ込めやがった。 穴の開いた道をズンズン進んでいる途中で金属同士のぶつかる音が聞こえてきた。 どうも俺の一発で中断しちゃってたみたいだな。 穴の先に30中盤くらいのおっさんが見えた時、ウィズが弓矢のような勢いで駆けて行ってしまった。 それに続く形で俺達もスピードを上げると、既にそのおっさんに跨り、胸倉を掴んでかなり怖い顔してるウィズが目に入った。 「アミッド・コルテーロッ!!!貴様あれをどこにやった!!!」 首の骨がパーティーしちゃうんじゃないかってくらいグワングワンとおっさんのことを揺すってる・・・。 何か大事なものでも取られたのか? 「き、貴様ッ!?何故ここに!?」 焦った男が無理に立ち上がろうとした瞬間、不自然な膨らみのあったポケットを見つけたウィズは、すぐにポケットに手を入れ、何かを取り出した。 ウィズは用済みだ、と言うかのように一瞬でその男を盾で押しつぶした。 床がかなり陥没してるけど、どんな威力だったんだろ・・・・。 食らいたくはねーけどな!
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