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そのことは国内に波乱を呼ぶかに見えたが、王女が会見で「彼女に頼る限りこの国の発展はここで終わります。一人の人間に頼ることなく、各々が王国民という誇りをもって行動し、国民全員が王国をより良き国に導いていくのです・・・それに彼女も女の子ですからねっ!」と、語尾に星でもつきそうな爆弾発言を残し、違う意味で波乱が巻き起こった。
もちろんその荒波が押し寄せたのは俺だった。
ウィズにお礼がてら食事を奢っているところを若い農夫に見つかったのだ。
人の口に戸は立てられないと言うが、俺とウィズが一緒にいたことが国民に広まり、ノース王国で一時期指名手配じみたことが行われたほどだ。
その時も王女様の鶴の一声のに救われたのは語るまでもない。
さらに革命時の戦いで大きな功績をあげたことを周知されたせいか、セリアとレインを神格視する謎の教団が現れた。
ちなみにスズカはちょっとあれなおっさん集団が遠くからよく眺めているところを目撃する。
話しかけたら『YESロリータNOタッチ!』とのたまいていたので放置することにした。
そのせいでしばらくスズカが外出をしたがらないという事案が生まれたが、そこはエルフの秘術にお願いして泊まっている王城から脱出して今では気ままに街中をうろついている。
王女は召喚された勇者の中からそれなりの実力のあるものを同盟国の神聖国家アドミランに送って、他の物は髪を染めさせ、レジスタンスの工作員に組み込んでいたそうだ。
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