7月1日((月) キャリパーランド企業報告書1

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7月1日((月) キャリパーランド企業報告書1

これより企業報告書1を作成します。この文章は、キャリパーランド社の企業秘密となり、決して外部の人間が読むことは無いと約束をします。 私、ギャンはキャリパーランド補給物資運搬員として、ここ東京地点から、デストロイ特殊部隊のいる新横浜湾岸エリアに向けて、深夜の23時に出発します。到着は荒廃した地形などを考慮して、正午と予定しています。 ここで、ギャンの搭載するロボットである、最新の補給物資運搬ロボット「クラブマン」についての説明をしておきたいと思います。 補給物資運搬ロボット「クラブマン」は、高さ2メートル45センチ、長さ3メートル、幅1メートル30センチ、四足歩行のロボットであり、中央のコックピットとその後ろの補給物資を囲うように四歩のアームがカニ((クラブ)のように歩いて進行します。荒れた地形にもカニ足で進む事が可能です。 また目的地付近までは、四本のアームがたたまれ、そのアーム下からタイヤを装備して、クラブマンレーシングモードに切り替わる事が可能です。タイヤを出したクラブマンレーシングモードは最高時速12Okmと高速走行が可能で、加速においては国内ロボット最速の加速を誇ります。 四本歩行クラブマンと高速走行クラブマンレーシングモードの切り替わる時間は、およそ30秒ほど。敵AIからの発見を避ける為、ほとんど機械ノイズは出ない。素早く静かに変形する事が可能です。 色は、荒廃した街並みにカムフラージュするよう灰色で塗装されており、四本のアームの中央にコックピット、その後ろに補給物資を強化金属製のボディに包まれています。なお、補給物資とアームには強化金属を使われていますが、コックピットには強化金属は使われておりません。 コックピットと、補給物資の強化金属ボディの間には、人が一人分か二人分ほど入れるスペースがあり、負傷した兵士を基地に連れて買える事も可能。 目的地までクラブマンレーシングモードにて移動、運搬地点から1km前から四本歩行に切り替わり、ステルスにて移動して、物資運搬地点に向かいます。
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