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ここは皇帝様の自室前。
おやおや?
「ほら、早く!」
「やっぱやだよー!後が怖いもん!」
「ここまで来て何言ってるんでしゅか!」
「そうですよ!今こそ魔女っこの出番ですよ!」
何やらコソコソしているたくさんの人だかりが……
「また電波越しに変なモン送り込まれるのやだもん!!」
「あれねー、きっと皇帝がBBAフェチ、もしくはBBAコレクションしてるからだよー」
「えー、皇帝様はBBA好きなんですか?」
「なんや、皇帝はBBAキラーか?」
「いや、そんなカビキラーみたいな」
いえ、皇帝様のお色気フェロモンを前にすれば、
BBAは勿論、全ての老若男女は皇帝様にメロメロ~。
腰くだけになります。
今だって彼の自室の前には……名前は伏せておこう。
「とにかく!せっかくここまで来たんですから早くして下さい!」
「じゃあ、げた……元居がピッキングしなよ!」
「いや、だからワシはピッキング無理ですって」
「あれ?眠らすのが目的だったのでは?」
「だああ!!もうめんどくせー!貸して、ワテがやる!」
ウダウダ渋る魔女っこをみかねたモノクロカラーが彼女の持つ煙玉を奪いました。
「あ!そんな乱暴にしたら暴発する!」
ボフンッ!!
もくもくもく
ほら言わんこっちゃない。
眠り薬を調合された煙玉が暴発し、辺りは騒然。
慌てたモノクロカラーさん、とっさに皇帝様の自室に煙玉を投げ込んだ。
あ、
結果おーらい。
みんなにフルボッコにされずにすんだ。
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