第1章

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 私は、 半年前から、 誰もが憧れるであろう、 身長百九十九センチ、 筋骨隆々で優れた頭脳の男性と同棲婚をしている。 (私には言わないけれども、 幼い頃から、 自己と戦って種々の筋力強化マシーンを使って、 鍛え続けてきた結果なのだろう)  料理等の家事は、 人工知能を備え学習能力が優れたアンドロイドに担当させている。 優秀なアンドロイドだけに高額だったが……。 優秀な彼女のおかげで、 私は自分の研究に精一杯打ち込むことが可能だった。  彼のIQも四百四十あり、 飛び級仲間で私の年齢と同じ十八歳だ。  現代では、 同性同志の同棲、 婚姻も国家婚姻法で認められていて、 同性同志と男女の組数は約半々である。 なので、 あえて、 私は男性と同棲婚をしていると記したのだ。
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