第7話 夫の友人

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当然と言えば当然の事で、内本さんも旧知の仲だよね。 「なに、玲亜ちゃん。五貴と別れたの?」 「それが酷いんです。私を振って、直ぐに他の女、作ったんですよ~。」 「ははは。他の女って、もう結婚してるじゃん。」 「えっ……」 内本さんは、急に体が固まった。 やばい。 内本さんって、まさか五貴さんと私が結婚している事、知らなかったの!? 「ねえ、つむぎちゃん。」 突然私に振られて、逃げ場所が無く戸惑う。 「はあ?何で水久保さんが、社長の新しい彼女、知ってるの?」 「だから新しい彼女じゃなくて、新しい奥さん。」 益城さんは、恐れ知らずなのか、はっきりと内本さんに言っちゃってる。 「えっと……あの……」 「まさか……」 「あの……その……」 内本さんの恐ろしい視線に、私は一歩下がる。 その時、とてつもなく恐ろしい事が起こった。 「ははは!そのまさかだよ。」
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