第7話 夫の友人

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益城さんが、能天気に内本さんに、ショックを与える。 「つむぎちゃんが、五貴の新しい奥さんなんだって。」 「なんですってええええ!!」 ギラッと、殺されるかと思うくらいの視線が、内本さんから私に放たれる。 きっと内本さんは、五貴さんと別れる事を、未だに納得いってないんだよね。 だから二人きりになると、未だに五貴さんに迫ってるんだよ。 なのに、新しい彼女ができたどころか、結婚の現実を突きつけられ、しかも相手がまさかの私だと言う、二重ショックを与えられたんだよね。 はははっ。 分かるよ、内本さん。 そして私は、どうすればいいのですか? 「おい、有我。あまりうちのオフィスを、掻き回さないでくれよ。」 「おっと、すまんすまん。でも、元はと言えば、話してない五貴が悪いんじゃないの?」 「こっちには、こっちのタイミングがあるんだよ。」 五貴さんは、初めてと言うくらいに、不機嫌な顔をしている。
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