3人が本棚に入れています
本棚に追加
夏休みのイベントはまだまだある。
次の企画は花火大会!
マサキの家に4人で集まり、夕方から河川敷へ移動し、花火を見るという計画だ。
この日もエミではなく、
クミが参加。
マサキとクミ、ハヤトとユリという
大小のペアができた。
マサキの家でおやつを頂き、いざ河川敷へ。
それぞれのペアにわかれ、体育座りで土手に座った。
花火大会が始まった。大輪の華が夜空を彩る。
皆が上を見上げるようになると、
体育座りは徐々に崩れていく。
足を伸ばし、手は背中側に置き、身を支える。
ユリもこの体勢になった。
すると、ユリの右手に暖かいものが。
ハヤトの左手だった。
瞬間的なスキンシップは多くなっていたものの、こうしてずっと触れ合うのは初めてだった。
ユリは嬉しくなり胸が熱くなっていた。頭を傾け、ハヤトの左肩にそっと乗せた。
さらにその上にハヤトも自分の頭を重ねた。
横にいたマサキとクミに気付かれないように…
最初のコメントを投稿しよう!