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ユリは確信した。
両思いだと…。
ただ、「付き合おう」と、いう言葉は言われていない。
ハタから見れば、付き合っている二人。
ユリの不安は拭いきれなかった。
花火大会の後も、お互い部活で毎日登校していた。
ユリは卓球部。体育館で男子と一緒に練習していた。
ハヤトとマサキの水球部は体育館隣のプールで活動していた。
たまに、
休憩時間だろうか…
彼らが体育館に入って来るときがある。
ユリは、ハヤトを見かけると、必ずといっていいほど、空振りする。マサキがいるからなのか…。
決して下手ではなかった。
卓球は初心者ながら、すぐレギュラーになったほどだ。
イイトコロを見せたかったユリ。
彼らに手を振るくらいはできた。
ハヤトの目は、冷めた感じにみえた…
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