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ユリの子供が卒園と同時に、
同じ地区内で一軒家を購入していた。
すると、
さらにヒロシと偶然会うことが増えていった。引越した家はヒロシの家の近くだった。徒歩2分圏内といったところだ。
待ち合わせしてなくても近所で見掛ける。
ユリから切り出した。
「私引っ越したんだ!あそこのタイル張りの…」
「あそこか!あれずっと売り出し中だった物件だよね?ハヤトも検討してたらしいよ。」
「え?ハヤトが?」
「うん、ハヤトの家もこのすぐ近くの賃貸だってよ。また偶然この前会ったよ。そのうち会うかもよ。」
「ハヤトは見た目変わらないの?」
「うん。あのまんま。俺ら、3人、ご近所さんだな。」
・・・
忘れかけていた想いが甦る。
凄い仲良くなって、…突然話せなくなったっけ…なんでだっけ。
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