第4章 偶然

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Facebookの繋がりが拡がり、 38歳になる年に、卒業20周年の同窓会をやろう!という話になった。 とにかく450名全員に連絡したい。 昔は個人情報保護法がなかったので、卒業アルバムには、当時の住所が書かれている。 今の連絡先が不明な人は、往復ハガキで当時の住所に送った。 幹事はFacebookでよくやり取りする6名がそれぞれ役割を決めた。 名札の準備、会計 これは、ユリが引き受けた。 銀座のレストランを貸し切り、100名以上の同級生が集まった。 受付もユリと他のメンバー数名とやっていた。 そこへエミが来た。 エミは舞台女優になっていた。 オーラが凄い。頼んでもいないが、受付に入った。 昔から、エミには敵わない… ユリは受付補佐役になった。その後 お金管理など周りに気を配っていたため、疲れてしまった。 結局、100名いたが話したのは数人だった。 そしてハヤトはやはり来なかった。
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