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ハヤト達は、
BBQも終わり、皆、部屋でまったりしている。
「おはよう…」
と、ヒロシのベッドで休んでいたユリが起きてきた。
すっかり日は落ちていた。
各自買い物して持ち寄ったため、レシートを出し精算。
高校時代は
皆この辺に住んでいた。
結婚、仕事の都合で全国で活躍中の友人達。
遠くまで帰る人もいた。
海外赴任中で一時帰国中という人も。
ユリは、結婚しても実家も近く働きながらの子育てには恵まれているなと、つくづく思った。
続々と帰路につく友人。最後の片付けを終えて、
「そろそろ私も帰るね!」とユリが言うと、
「送るよ」とハヤトが言った。
ヒロシとマサキは、この後も二人で飲みに行くことになった。
ユリは自転車を押しながら、ハヤトと並んで歩いた。高1の夏休み以来だ。
「話って?」
「まぁ、今じゃなんだから、近いうちにさ…」
「奥さんとはラブラブなんでしょ?」
「ラブラブだよ!」
「…」
「どうしても言わなきゃいけないことがあるから。」
自宅までの数分、話の内容は教えてはくれなかった…
あぁ、ここね!
この物件、目をつけてたんだよ。
ユリの家の前でハヤトは呟いた。
またね!二人は笑顔だった。
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