第5章 再会

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ハヤト達は、 BBQも終わり、皆、部屋でまったりしている。 「おはよう…」 と、ヒロシのベッドで休んでいたユリが起きてきた。 すっかり日は落ちていた。 各自買い物して持ち寄ったため、レシートを出し精算。 高校時代は 皆この辺に住んでいた。 結婚、仕事の都合で全国で活躍中の友人達。 遠くまで帰る人もいた。 海外赴任中で一時帰国中という人も。 ユリは、結婚しても実家も近く働きながらの子育てには恵まれているなと、つくづく思った。 続々と帰路につく友人。最後の片付けを終えて、 「そろそろ私も帰るね!」とユリが言うと、 「送るよ」とハヤトが言った。 ヒロシとマサキは、この後も二人で飲みに行くことになった。 ユリは自転車を押しながら、ハヤトと並んで歩いた。高1の夏休み以来だ。 「話って?」 「まぁ、今じゃなんだから、近いうちにさ…」 「奥さんとはラブラブなんでしょ?」 「ラブラブだよ!」 「…」 「どうしても言わなきゃいけないことがあるから。」 自宅までの数分、話の内容は教えてはくれなかった… あぁ、ここね! この物件、目をつけてたんだよ。 ユリの家の前でハヤトは呟いた。 またね!二人は笑顔だった。
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