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ある日の休み時間
ユリは、ケンと話していた。
そこへハヤトが
「田村さん、○△学院だったでしょ!」と話かけてきた。
「なんで知ってるの?」
「祝賀会にいたんだよ、オレ」
とニヤニヤしている。
「え?知らなかった!」
と言うと、
「え~覚えてないの~?」とケンがツッコミを入れる。
…
これがユリとハヤトの始めての会話だった。
ユリのハヤトに対する印象は、
男子のなかでは小柄。顔は…正直好みではなかった。でも話しやすく一緒にいて楽しい人だった。
「一緒にいて楽しい人」
「カッコいいけど、緊張して話しづらい人」
どちらが恋愛にとって大切か?
入学時のユリはまだ答えを知らなかった。
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