第2章 歯車

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第2章 歯車

急接近していくユリとハヤト。 勢い良く回り始めた歯車。 どこで掛け違うのか… ・・・ ユリとハヤトの距離は縮まり、ちょっとしたスキンシップが増えていく。 学校内を並んで歩くことも多くなる。 「なんだかあの二人カワイイよね。」 長身のクミが、小柄な二人の後ろでクスクス笑っている。 ユリは完全に、ハヤトを好きになっていた。それは皆にも分かるくらい態度に出していた。 ユリはエミに マサキを諦め、ハヤトが好きであることを改めて伝えた。 エミは、言わずとも解っていた。 ユリが並んで歩く男子は、ハヤトだけだったが、ハヤトが並んで歩くのはユリだけではなかった…。
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