短編集

〜エンブリオアンソロジー(その７)〜前編

クライン「…話は後だ。敵が来るぞ！、迎え撃てッ！！」

ルナ「敵？。な…なんなの…！？」

兵士の叫びと共に向こう側から機関銃やライフル、スコップやナイフを持った兵士達が自分達のいる塹壕目掛けて突撃を始めており、それを見た兵士達は塹壕から機関銃やライフルを使って突撃してくる兵士達の迎撃を開始していく。

敵兵士「(突撃しろ！、奴らは「人形」だ！)」

ルナ「あれは…人間…！？。なんで…」

リア「ルナ！？。まだライフルの使い方を知らないの！？。…させないッ！！」

リアはルナがライフルの引き金を引けずにいるのを見てからルナに突撃していた敵をライフルで撃っており、銃撃された敵は糸の切れた人形のように倒れていく。

ルナ「あ、当たったの…？。あれが…敵…敵なの？。でもあの人達はアタシ達と同じ人間…」

コウタ「今更そんな事言ってる場合かよルナ！？。アイツらは俺達を、「同じ人間だとは思っていない」！！。やるしかないんだよッ！！」

ルナ「そんな…あたしは…人間を…ヒトの命を…！？」

敵兵士「Verschwinden(消えてしまえ)ッ！！。(この「悪魔共」がッ！？)」

ルナ「はっ！？。この…！。来るなよッ！？」

敵兵士「ぐがっ…」

ルナはライフルに装着された銃剣を使って突撃してきた敵兵士に突き刺してからなんとか倒しており、他の突撃してきた敵兵士達もライフルや機関銃による弾幕によって次々となぎ倒されていく。