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クライン「ルナ、今のお前からなにかの迷いを感じる。おそらくお前は…「本当に人の命を奪わないといけないのか?」…と考えているはずだ」
ルナ「……どうだろう?。昔はそんなことまで考えてなかったよ。「生きるのに必死だった」からね」
クライン「そうか。…では今はどうだ?。前よりは考えることが多くなったはずだ。
…だがその答えはまだ言わなくてもいい。ここを生き残らなければ、その答えも無意味になる。
そうだ。「物事は生きている者でなければ、何も変えられない」んだからな」
ルナ「生きている…か。あたしは…生きていると言えるのかな…?。あたしは結局…逃げてばかりだから」
リア「ルナ、その答えは無事に生き残ってからにしてちょうだい。今度は…あなたを絶対に守ってあげる。絶対に…ね」
ルナ「リア…。わかったよ。答えは生き残ってから考える事にする。今度こそあたし達…みんなでね」
クライン「……」
コウタ「…みんなでか。そうだな、「そうなるといいな」…」
リア「そうだね。そう…」
ルナ「なんだろう…。みんな「何かを諦めている」ような感覚だ…。いや、今はそれどころじゃないか…」
ルナはクライン達の態度がまるで何かを諦めているかのように感じており、ルナはそれを指摘しようとするが今は生き残るために気にせずにクライン達と一緒に塹壕の中を進んでいく。
…何故かクライン達の影が「人ではない何か」になっていたが、ルナはそれに気づいておらずそのまま足を進めていく。
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