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彼と付き合って、たったの1ヶ月で別れた私達。
何も無かったけど思い出すのは貴方と過ごした日々。何も無かったからなのか理由は解らない。
普通思い出すとしたら、高校になって付き合った人か社会人になって沢山デートをした人のはずなのに…
私が思い出すのは八重田くんの事だけ。
それだけ私には八重田くんが必要なんだ。
例え趣味が合わなくても良い!
貴方の隣で貴方の話しを聞きながら笑っていたい。中学の時はできなかったけど2人で色んな所に行きたい。
八重田くん…
貴方は私の事を思い出す日はありませんか?
貴方の夢の中には私は現れませんか?
私の兄とご飯を行ったのは何故ですか?
只の先輩だから?
それとも私の事を少しでも思い出そうとしてくれたから?
私は貴方の事忘れた事等 本当に1度もない。
『雲ひとつない空』を見ると必ず思い出す。
私は貴方と別れてから、貴方がくれた物をなかなか捨てれなかった。
だけど忘れなきゃ!っと思い1つ1つ丁寧に捨てた。
MD以外は…
私は貴方と別れてからも貴方がくれたMDをずっと聞いていた。勿論、高校に行ってからも。
でも高校2年になった時、私は気になってる男の子にお願いした。
『コレ…私の知らない所に捨ててくれないかな?』
『解った。』
その日、私の手から八重田くんが初めてくれた赤色のMDが消えた。もう、これで大丈夫!八重田くんを思い出す事は無い。
私はMDを捨ててほしいとお願いした彼と付き合う事になった。その彼が好きだと言う曲を毎日聴いて、私は彼と笑って毎日楽しく過ごした。
学校帰りもコンビニに寄ってはゆっくりと2人で帰った。
沢山笑って、沢山話して頭の中は彼の事ばっかり。
本当に楽しいと思ってた。
登下校も毎日一緒にして毎日がワクワクした。
でもある日 彼は熱を出して学校を休んだ。
私は暇だな…って思い女子友達と学校の非常階段の所で話しをしていた。
そんな時、私はフっと空を見上げた。
すると吸い込まれそうになるくらいの真っ青な空だった。『雲ひとつない空』だった。
八重田くん…
私はその空を見た時一瞬にして八重田くんの事を思い出した。 女子友達がどうしたの?っと声をかけてきた時、私は何が?って思ったけど知らぬ間に涙が溢れていた。
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