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女子友達はゆっくり私の話しを聞いてくれた。
中学の時に付き合った彼を忘れようとして今付き合ってる彼にMDを捨ててもらったことも。空を見上げた時一瞬にして八重田くんを思い出した事も。
まだ好きなの!
忘れられないの!忘れたくないの!?
1番忘れたい時代だったのに、虐められた事よりも八重田くんと付き合った たった1ヶ月が私には大切だった。
もう、八重田くんがくれたMDは私の手元に無い。聴きたいと思っても聴けない。
忘れられると思っていても結局、空を見ると貴方を思い出す。
空を見ると貴方が好きだと言っていた歌が頭の中で流れてくる。
女子友達は私に言ってくれた。
『忘れなくても良いんじゃないのかな?縁があればまた会えるだろうし!縁が無ければ知らない間にお互い違う人と結婚してるよ!その時は可愛い青春の1ページだったんだな~って思えば良い!その内会えるよ!?だって同じ空の下で暮らしてるんだよ?芸能人や二次元世界じゃあるまいし!だから大丈夫!』
友達はそう言ってくれた。
だから私はその時付き合ってた彼に全て話して関係を終わりにした。
その後も私は何人かとお付き合いしたけど結局別れて終わり。
私は最低な人間だと自分で思う。
でも八重田くんの事を吹っ切れるのは他の人と付き合う事だ。
けど私は八重田くんの事を忘れた日等無い。
社会人になって結婚を約束した彼氏も居たけど、私はやっぱり八重田くんの事が頭を横切って、結局 彼とも別れる事になった。
それから私は誰とも恋愛をしていない。
会えるはずないのに…そう思いながらも心の中では期待してる自分が居る。
だから なかなか前に進む事ができない。
皆はどうやって吹っ切れてるのだろうか?
誰にでもあると思う。
1番好きだった人が…
どうしても忘れられない人が。
忘れたい、でも忘れたくない!
この矛盾してる気持ちをどうすれば良いのか。
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