一つ【カレーのマハラジャ】

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「桐斗君! 桐斗君!」  ジークは慌てながら新聞のあるページを見せる。 「これ行こうよ!」 「えーっと、宝富市タカラトミ歌劇フェスティバル?」 「違う違う、その隣だよ!」 「月見市グルメフェスティバル?」 「そう! それだよ!」 「やるのは、明日なんだ」 「この月見市にあるお店の色んな創作料理が出展されるのはもちろん! 全国各地からもご当地グルメが大集結するんだよ! 富山県高岡市のグリーンラーメン、愛媛県今治市の焼豚玉子飯、静岡県沼津市のシャイ煮とか!」 「1つなんの料理かわからないのが。まぁ、明日は暇だからいいよ」 「やった! 明日が楽しみだなぁ!」
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