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「僕はラーメンよりもカレーが食べたいな」
「カレー屋さんならそこの屋台がそうだよ」
ジークは一軒の屋台を指差す。
「インドカレー・マハラジャだって。店員さんも外国人で本格的っぽいね。行ってみよ」
桐斗とジークはカレー屋の屋台へ向かう。
「桐斗君はマハラジャって何の事か知っているかい?」
「よく聞くけどよくわからないよ」
「マハラジャというのは勇者神の隊の名前の事さ。ヴァルキリーの様にね」
「え、じゃあもしかしてインドにも勇者神の隊があるの?」
「その通りさ。インドの神様で象の頭の神様がいるのを知っているかい?」
「うん。有名な神様だよね。ちょうどあの屋台にも象の神様のお面飾っているし。あのお面の象、なんで口があって、顎の下から鼻が伸びてるの?」
「彼はマハラジャの1柱、ガーネイジャーだよ。彼は人間の姿も持っていてね。うん、ちょうどあの店員さんみたいな…………」
ジークはフリーズした。
「ジーク兄ちゃん、どうしたの?」
「みたいじゃ無い、あの店員さん、ガーネイジャーだ」
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