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彼とは、まだ恋人関係ではない。
ある時、学生姿で私の家の前を通りかかった彼に恋をして、それから毎日私は同じ時間に窓辺で彼を待った。
私は体が弱くて外には出られず、生きる目的も喜びもなかった。
そんな時、彼は家の前に立ち止まり、私の方を見上げた。
彼の顔は、私にとって理想的で心がときめいた。
それから、彼がやってくる時間が待ち遠しくて、学校の休みの日だけが、私にはつらく悲しいものになった。
彼の名前はユウスケ君。
タケシ君という親友がいて、よく楽しそうに話す姿を見かける。
そのタケシ君のおかげで、今日彼は私の家に遊びに来てくれることになった。
感謝しなければ。
いつか、ユウスケ君と恋人になれたらと思う。
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