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「…バニラ…私がリンダのなにを知ってるって、どういう意味だ?…」
私は目の前のバニラを詰問する。
だが、バニラは、私を見ていなかった。
目の前の私ではなく、パソコンの巨大なモニターに映った、リンダ・ヘイワースの姿にジッと魅入っていた。
「…キレイ…まさに、イイ女ね…」
バニラが呟く。
私はバニラの顔を見た。
バニラの顔に嫉妬はなかった…
なかったのだ…
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