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 稔さんは僕のズボンを、下着ごと引き抜く。止める間もなく、下半身が晒し出される。 「汚れちゃうといけないからね」そんな優しい言葉をかけながらも、目が欲望にギラついているように見える。  稔さんは自らのネクタイを外し、シャツのボタンを外す。  細く締まった筋肉が露わになり、やっぱり自分の体は貧相で恥ずかしいと隠したくなる。 「玲くんは本当に可愛いね」  稔さんが再び覆い被さり、僕の唇を貪るように吸う。ぼんやりとする頭の中で、稔さんとこんな事して大丈夫なのだろうかと不安になる。  稔さんが唇を離すと、今度は首筋に舌を這わせてくる。そのまま、舌が降りてきて胸の突起にまで及び、僕は再び甘い声を零す。 「あっ‥‥‥はっぅん‥‥‥」  男性相手も初めてだが、こんなとこまで舐められたのも初めてで、自分はこんなにも淫らだったのかと怖くなる。  稔さんの手が僕のモノに触れ、出したばかりにも関わらず、すぐにまた吐き出してしまう。 「いやっ‥‥‥はぁっん‥‥‥」 「本当に可愛いよ。でも、ちょっと飲みすぎだったかな」  そう言って稔さんは僕の出した液を指で掬い、ペロリと舌で舐める。  それがなんとも色っぽくて、つい見惚れてしまう。  もしかして、僕は警察官だから稔さんに興味が湧いたのではなく、稔さんが好きだから興味が湧いたのかもしれないと羞恥心が芽生える。  稔さんは再び僕の出した液に指を這わすと、僕の膝を立てる。  何をするつもりなのか怯える僕を、宥めるように「優しくするからね」と微笑む。  指が双丘の窄まりを撫でるように行き来する。そんな場所を使うのかと、僕はゾッとして止めようと起き上がる。 「大丈夫だから。痛くしないようにするよ」  そんな事言われたからって簡単には引き下がれない。それなのに、僕を押し戻すと稔さんは指をゆっくり中に押し込んでいく。 「あっ‥‥‥はぁっ‥‥‥い、痛いです」  出る事はあっても入ることの無いそこは、圧迫感と鈍い痛みを感じる。  涙をぼろぼろ零す僕に見兼ねたのか、ゆっくり指を抜くと稔さんが立ち上がる。掛けてあった上着のポケットから、なにかのボトルを取り出す。  液体を手の平に出すと、再び僕の窄まりに這わせる。  ヌルヌルとした感覚にローションだと悟り、なぜそんな物を持っているのか疑問がよぎる。
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