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二人は交差点を突っ切った。
ドローン型のリバルだ。機動力では僕らが負ける。
このままでは追い付かれる。
霜が右に逸れたので僕はそのまま走り抜けた。
二機、霜の方へ折れる。走りながら後ろを確認。
瞬時にリバルを解析する
「五パーセントくらいか」
つまり、ドローンに搭載されている武器の重さが全体重量の五パーセントという意味。
「軽量だな、逃げ切れない。あと三秒」二、一…僕は左に折れる。
右足の十五センチ外、コンクリートが粉を舞い上げた。細い路地に入る。二秒遅れてドローンが入る。
頭の中で一拍置いて思い切り跳ぶ。真下で粉が幾度も舞った。
右の建物の壁を蹴る、左の壁を蹴る、右の壁を蹴る、左の壁を蹴る。
時間にして二秒ほど、五階まで一気に上がった。
ドローンの真上。
ドローンが頭を上に向けた瞬間、僕はかかとを落とした。
ガンッ!とグシャッ!が同時に響き、ドローンは地面に叩きつけられる。
僕の足に血管が浮き出ていた。
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