第10話 週末婚再び!?

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第10話 週末婚再び!?

久しぶりに熱い夜を過ごした翌朝。 目が覚めたら、隣に五貴さんの姿はなかった。 「あれ?五貴さん?」 起き上がってベッドから出て見ると、朝陽の中、ソファの側から外を眺めていた。 その立ち姿が、あまりにも綺麗で、私は思わずはぁっとため息をついてしまった。 「ああ。おはよう、つむぎ。」 振り返った後も、腕の筋肉が盛り上がっていて、本当に私の旦那様なんだろうかと思ってしまう。 そんな事を考えると、いつの間にか私の顔も、赤くなっていた。 「どうした?そんなに頬を赤くして。」 五貴さんはいたずらに、私に近づいて来て、後ろから私を抱きしめてくれた。 「もしかして、昨日の夜の事、思い出したの?」 耳元で聞こえる、低くて甘い声。 昨日の夜の事もそうだけど、五貴さんの声だけで、また体がジンジン熱くなってくる。 「ほら、また体が火照ってる。」 どうやら五貴さんは、私の体の事、何でも知っているらしい。
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