第7章

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「呪いは酷いな。どっちかというと超能力とかのほうが近いかも?」 「あ! じゃあ俺にもその力使ってこういうことに……」 「まさか。君にそんな姑息な手は使わない。純粋に俺の魅力の勝利」 「すごい自信ですね」  顎に長い指がかかり上を向かされる。ゆっくりと霧生さんの顔が近づいてきて唇が俺の唇に触れた。ちゅっと小さな音をたてて上唇を吸われ、わずかに開いた口に舌が差し入れられる。
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