第7章

10/13
前へ
/122ページ
次へ
 俺を隠すように立ちふさがる霧生さんの脇をすり抜けて、「献血に来ました」とその子に告げてやった。「帰れ」と言われて「はい、そうですか」と大人しく引き下がるなんて誰ができるもんか。
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

638人が本棚に入れています
本棚に追加