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「うへっ、なんて『お題』出してくるんだよ……」  それが『裏ノベルジャム2018』のお題をみた僕の忌憚ない感想だった。  時間は夕方5時半過ぎ。  場所は派遣先の印刷会社のDTP室。  目の前のMacにはイラストレーターが起動してて、デザインが終わったばっかの健康食品のチラシが表示されてる。  いまはプリンターの出力が終わるのを待ってるところだ。  スマホに表示されたお題はズバリ『平成』。  この身近だけど取り留めのないテーマで3,000から10,000文字の短編小説を執筆するんだけど……いったいどんな内容にすりゃいいんだ?
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