恋雨空前編

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恋雨空前編

誰かの歌にこんな歌詞があった。 いつもの夏と違うんだ 君は気づいていないけど…。 俺、西野一哉は父親が海外に赴任したため 東京の親戚の家に居候する予定だった。 しかし、親戚の家との連絡がついておらず 急な話でも困るということで… 急遽俺は一人暮らしをすることになった。 俺は前の学校の制服を身にまとい 新しく通う若杉第三高校の事務室に向かっていた。 事務室で転校してきた西野ですと伝えた。 数分後…担任の先生となる佐々木先生という先生が 事務室にやってきた。 佐々木『あなたが西野一哉君?』 一哉『はい』 佐々木『あなたは今日から2年B組だよ。 私は担任の佐々木葉月…よろしくね』 一哉『はい…よろしくお願いします』 佐々木『もう少しで朝のチャイムが鳴って読書の時間になるからね。その読書が終わったらSHRだから、 そこであなたを皆に紹介します』 一哉『わかりました』 佐々木『あなたは…部活なにかやってた?』 一哉『まあ…陸上を少し…短距離ですけど』 佐々木『あら、陸上部?…よかった。うちのクラスにも陸上部が2人いるから…まあ女の子だけど、 仲良くなれたらそっちの方がいいに決まってるから     
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