「なにか光ってる」

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「んーっと」 『3度目だし』という思いと『3度もあるのかよ!』という戸惑いがない交ぜになっていて、一瞬その生き物の名前が思い浮かばなかった。 「まあ、モモンガみたいなものだと思ってもらえれば」 「あー、なるほど」 先程のふわふわした感じで降りてきたことに対しては納得がいった。 「さすがに驚いてないね」 そうモモンガらしき生き物から言われて、俺は何の反論もできなかった。 なぜなら少しばかり順応していっている俺に気付いていたからだ。 「そりゃそうだよー、僕らいるからね」 手の中のモモンガらしき生き物に、コハクの楽しそうな声。 『俺って、いろいろすんなり受け入れようとし過ぎじゃない?』とさすがに思った、その時―――― パァーっと一瞬周りの景色が白んだかと思うと、そこにまたもや男性の姿が現れたのだった。 「すっかり慣れっこといった感じだね」 モモンガから姿を変えた銀髪に大きな目の男性は俺を見て感心しているようだった。 「はあ、まあ3度目なんで・・・・・・」 俺が返せる言葉はそれしかなかった。
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