第3章 パーティー

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「はい……」 そこまで言われて断ったら、女が廃るかな。 「分かりました。いつですか?」 「今週末なんだ。」 「今週末!?」 今週末って言ったら、もう明後日じゃない。 「家まで迎えに行くよ。後で住所教えて。」 「はい……」 そんな急な事、なぜ私に頼むの?と思いながら、シャワー室へ入った。 温かいお湯が、本田さんとの情事と洗い流す。 はぁーっとため息を、一つついた。 正直言って、泰介の入院費や治療費で、お金はいくつあっても足りない。 だから、パーティーに行っただけで、またお金が貰えるのは嬉しい。 セックスって、もっと身も心も、満たされるものだと思っていた。 まさかお金で満たされる時が来るなんて。
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