第3章 パーティー

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どのくらい眠っただろうか。 気が付くと、隣に勇介さんはいなかった。 「勇介さん?」 起き上がると、勇介さんは一人でお酒を飲んでいた。 「ああ、起きたか。」 私が起きた事に気づいて、バスローブのまま、財布に手を掛けた。 「これでいいかな。」 テーブルには、10万円の札束が二つ、置いてあった。 「あの……これは……」 私は、勇介さんの隣に座った。 「今日のパーティーの参加費用と、今夜の費用だ。」 こんなもの二つで、私達の熱い夜が清算されようとするなんて。 「ああ、そうだ。これじゃあ、足りないか。」 そう言って、勇介さんは追加で5万円を置いた。 「なに?何なの?」
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