成神 弐

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「何で電波届いてんだよ!どこからだよ!!ツッこませるんじゃねぇよ!!喉がカラカラだよ!もう!ア ウォーター プリーズ!!!」 「……兄さん、ガッカリさせないでよ……」 「ガッカリだと!?びっくりじゃなくてガッカリだと!?びっくりじゃなくてガッカリだと!?」 「ウォーターの前に“ア”はないでしょ。というか繰り返さなくていいから」 「弟が何か冷たいーっ!!この薄情者、俺はお前に会えなくて寂しくなっていたというのに!!」 「気持ち悪いよ、地味に―――兄さん、僕のことちゃんと“弟”って言ってくれるんだね……」 「んあ?何言ってんだお前。当たり前じゃねーか、育て親と縁切ろーが血縁がなかろーが、弟に変りはねぇだろうよ」 「そうだね…僕も兄さんに会いたいよ。早く帰ってきなよね」 「待ってキモい!!」
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