第十四章 行合橋

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そこで涼さんはがばっと体を起こして、先生と向き合った。 「あ、あれ?怪我は?」 「まどか!」 「はい?」 「俺と付き合ってください」 「…涼」 「離れて一年たったけど、俺の中でまどかは全く薄まらなかったんだよ。むしろどんどん色付いて、会いたいばっかりで。今も俺はまどかのことが好きだよ。 まどかの気持ちは?聞かせてほしいんだ」 「涼…私は」 そのあたりで、僕は隣にいたハルの手を引っ張った。 出口を指差して、二人で診察室から外へ出た。 そうっとドアを閉めると、思わず大きな息を吐いた。
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