フォーサーズ I.S.S

始まり

　2020年 突如、東京都内に数mmの情報特異点エンゲージ・ホールと共に現れたダライアスと呼ばれる謎の生命体は、あらゆる物理攻撃が効かず、日本は東京都を放棄した。その後、そのダライアスの発現を予知していたかのように軍事研究施設高穂製作所にて発案されたフォーサーズ・システムと呼ばれる虚数物体に実数を与え現実世界に捉え、ダライアスを攻撃可能の物とするシステムを搭載した人型戦闘兵器エカーテラをもちいて、ダライアスの群れのリーダー格であった個別識別名RATを一人の自衛隊員の死と引き換えに撃退し、ダライアスの鎮圧に成功した。
　それから4年、エカーテラはフォーサーズと名を変え、第二首都である新大阪都防衛のための新しい民間と政府の混合組織オリンポスが作られ、元東京都の巨大エンゲージ・ホールから西に下るダライアスの不定期な侵攻を食い止めていた。