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三人は、師匠になるもの達と血判を捺して契約完了となった。
「これで、ユー達とお供の魔法騎士達との契約は完了しました。早速ですが、ユー達にいきなりミーから仕事の依頼します。」
「国王様からの仕事の依頼とは何でしょうか?」
「それは、ユー達に城下町に住む人達の困ったことを聞いて片付ける事でぇす!それにより、魔法の力もエレメントレベルもアーップします。なので、さっさとレベル上げて強くなって来なさぁい。尚、チーム戦でエリアもわけます。師匠達に魔法の地図を渡しておきますので住民の困り事を全て片付けて王宮に帰ってきたチームにはご褒美あげます。」
いきなりの王様の仕事の依頼に全員が唖然とした。慣れてるとは言え、今日来たばかりの異世界の姫達と協力して仕事をこなすチームワークが試される訳だが、彼女達の事は分かっていない。なので、賢いものがチームリーダーになり割り振りが必要だ。
「ブーイングは受け付けません。ああ、いい忘れてましたが最下位のチームには厳しい罰が待ってますので頑張って下さーい。ハハハハ」
「…マユラさんは、私と一緒に行動しましょう。慣れていない街で迷子になると時間のロスですからね?」
「それがいい。レイジー、お前は俺と一緒に行くよな?トオヤは、慣れてるから一人で大丈夫だろ。トーキ、エリアは何処だ?」
「ラン先輩、一番広いエリアに選ばれたみたいです。」
「広いなら数こなせば早く上がるだろ?魔法も使えるからさっさとやっちまおうぜ。」
ランは、レイジーを引っ張って行きトーキはマユラの手を繋ぎ瞬間魔法を使い、自分達のエリアに先に着く事になった。
トオヤは、スポーツ万能で足も速いので直ぐに四人に追い付く。
一瞬でエリアに着いたマユラとトーキは、辺りを見渡したが誰一人として街にいなかった。
「誰も街に出ていないなんて変ですね?」
「何か危険な感じがします。窓も閉じられていますから。」
「魔物に脅えて街の人達は出てこないんですよ。初めまして、異国のお姫様。僕は、エイト。裏魔法王国の騎士で、暗黒のエレメント使い。この子は黒魔獣ケルベロスで僕のパートナー。」
爽やかで腹黒の裏魔法王国の王国騎士のエイト。隣には、唸り警戒する角が生えた真っ黒な双頭の地獄の番犬ケルベロスがいる。
「裏魔法王国って…魔法王国とどう関係が?」
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