3人が本棚に入れています
本棚に追加
一段落したマユラ達5人は、街の人達が外に出てきたので困った事を聞いて解決していく事にしたのだった。
一方かわってリーザ達はというと…
「シュウちゃん!あれ、見てください。可愛いい仔犬さん達ですね?何か訴えかけてますから僕、聞いてきます。」
「待て、ナチ。お前、何しに此処に来たのか分かってるよな?」
「え?だって、あのまま放置していたら仔犬さん達が可哀想じゃないですか。シュウちゃんそっくりな仔犬さん達を放っておけません!」
「どういう意味だよ?俺と拾ってくださいの仔犬達が似てるって…」
「それは、シュウちゃんと同じで小さいって事です。」
「ナチー!テメェ、態と怒らせてるだろ?」
「違いますよ、事実を言っただけでシュウちゃんが気にする事じゃないですか?シュウちゃんは、小さくてとても可愛いですよ。」
火に油を注ぐとは、ナチの天然発言がシュウを怒らせてると言った所だ。いつもの光景に溜め息をつくアイルは、リーザの手をとり先に進ませた。レントは、面白がっている。
「リーザ、先に行くよ。あの二人見てると日がくれるからね?」
「オチビちゃんとナッチは相変わらずコントが好きなようだね?いいコンビだよ。」
「見つけた!異国のお姫様。」
「タイミングいいんやら、悪いんやら分からへんな。」
「さっさとやっつけて城に帰ろうぜ。イチヤとエイトも先に異国のお姫様連れて帰ってるだろうしな?」
お邪魔な三人組。小悪魔系可愛いタイプのミカド、関西弁を話す異性にもてそうなホストタイプのハーフ系の青年のリュウガに、熱血脳筋タイプの細マッチョのトガ。トガは、魔法王国の王国騎士達の指導役のリョウマの弟だった。
「シュウちゃん、上から僕達を見ていた彼等が動き出しました。」
「ああ。分かってるさ。お前、態と怒らせてリーザを離したろ?」
「何の事ですか?シュウちゃんをからかって遊ぶのは僕の趣味ですから計算された事じゃないですよ。」
「俺をからかって遊ぶ趣味だと?ナチ、お前いい加減にしろ!!」
「怒ったシュウちゃんは、おサルさんみたいで可愛いです。真っ赤になってぎゅうってしたくなりますよ。」
「うわあっ!こら、ナチ離せ!!やめろー。」
怪力ナチのシュウへの嫌がらせ攻撃炸裂。しかし、ナチは悪気はなくあくまで愛情表現だと言う。
「あいつら何やってるんだ?」
「さあね?」
最初のコメントを投稿しよう!