招かれざる客

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マユラに至近距離で近付き、トーキにそっくりな美人な顔で色気黒子がある双子の弟の水のエレメント使いのトオマ。 マユラの全身をみて何やらチェックしているようだ。 「客人に怪我が無いようで安心したぞ。ようこそ魔法王国へ!歓迎する。俺は、トーキの双子の弟で水のエレメント使いのトオマだ、よろしく。」 「(武士の口調?凄い美人なんだけどね。)こちらこそ、マユラです。こちらの世界での名前はレイジーさんからつけてもらいました。」 「そうか。いい名前だ。マユラの友人ならそこにいる。アイル先輩が、先に連れてきてこちらの世界の服に着替えたようだな?」 「まあちゃん、カスミン!元気になって良かったよ。私の名前ね、リーザってシュウちゃんからつけてもらったんだよ。」 「シュウちゃんって誰?」 「リーザ!俺の事は、シュウちゃんって呼ぶなって言っただろ?仲間が呼んでるからってお前も一緒になって呼ぶなよな?」 「シュウちゃん…さん?(私より低くて可愛い。マスコットみたい。)」 マユラの心の失礼な声は、シュウには聞こえず可愛い物好きな彼女は可愛い動物を愛でる様にシュウをデレデレしながらみていた。 「シュウちゃん、いいじゃないですか?シュウちゃんは皆のアイドルなんですからシュウちゃんって呼んでいいですよね。」 天然長身二重人格腹黒の金髪眼鏡の青年もマユラと同じ可愛い物が好きだった。彼は光のエレメント使いのナチ。なっちゃんと呼ばれたりもしている。 「だあっ!テメー、ナチ。くっつくなよ。シュウちゃんって呼んでいいから離れろー!!」 「シュウちゃんがあまりにも可愛いからぎゅうってしたくなるんですよ。マユラちゃん、貴女も僕と同じですよね?」 「いやっ、私の場合そっちの可愛いとは違うので遠慮しておきます。」 「そうなんですか?僕と同類だと思ったのに残念です。でも、僕からすればマユラちゃんも可愛いからぎゅうってしたくなります。」 「えっ…!?ヒャアアアっ!!」 マユラは、隙をナチにつかれてシュウと供にはぐをされる事になった。ナチにとって自分より身長が低いもの=可愛いになる。 「シュウ以外に犠牲者が出る前にナチから引き離さないと話が進みませんよ?」 「おちびちゃんと、マユラちゃん、なっちゃんにオモチャにされそうだね?でも、俺はレディーの味方だから助けてあげるよ。」
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