招かれざる客

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ナチのオモチャになっているシュウとマユラ。収拾がつかなくなるために、トーキとポニーテールにしたレディーの味方の紳士レントは、マユラをナチから引き離した。 「お花畑が見えて天使様達が手招きしていました。」 「危うくあの世にいきかけたみたいですね?マユラさん、貴女から目を離すとナチが何をするか分かりません。なので、私が側にいます!」 「へぇ、抜け駆けって事かい?トーキも以外とムッツリなんだね。」 「レント、からかうのはやめてください。」 「ねぇ、シャニ様がさっきから黙って見てるのって何かあるよね?」 「トオヤ、お前何か期待してるだろ?」 赤い髪で爽やかな子犬系顔の朱…火のエレメント使いのトオヤ。トーキ、トオマの弟でシュウと親友で同い年。ナチはレントと同い年。セージュもシュウやトオヤと同い年。 「んー…なかなか可愛い異国のガール達が来てくれたようでおじさ…王様であるミーは喜んでます。」 「変わった王様ですね?」 「時期に慣れますよ。ここからが、メインで王様の歓迎式が行われますよ。」 「はあ?」 ミュウの言ってる事が理解できなかったカミュは、しばらく黙ってみていた。 すると、王宮の間の天井が自動で開いて空から星達が降り注いだ。時間はまだ昼間なのにと内心疑問に思いながらリーザ以外は冷静に見ていた。 「ハルちゃん、彼女達に例のあれをカモン!」 王様の座る椅子の背後からハルと呼ばれる可愛い女の子が、重そうな武具を抱えて三人の前に渡した。 「双剣、大剣、細い剣に短剣に槍に斧に魔法武具。これが、私の武器?」 「はい、マユラさんは激情タイプの火系のエレメント使いで星は射手座でしたね?なので火のエレメントになります。一概に星とエレメントが結び付くとも言えませんが、マユラさんには相性が良いみたいです。」 「私は、杖と魔法カードと弓。カードゲームみたいに獣達が描かれている。」 「カミュさんは、冷静タイプの水系のエレメント使いで星は獅子座。本来は火のエレメントですが、カミュ様の相性があまりよくなくて水系になりました。攻撃魔法、遠距離攻撃、魔法召喚が適しています。」 「魔法の指輪と小さなハープ?」 「リーザさんは、癒しの導き、沈静化させるタイプの風のエレメント使いです。星は双子座。白にも黒にもなれます。」
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