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クラスメート
今日の学校は、六時間授業だ。六回も授業を受けないといけないと考えると、憂鬱になる。
俺のクラスは、二年A組だが、この学年はC組までしかない。学年で100人ほどしかいないのだ。さらに男子と女子の比率は三対二ぐらい。まぁ、どうでもいいのだが。
休み時間になり剛が「飯食おーぜ勇気」と声をかけてきた。
俺も「腹減ったわー」とうなだれた。するとグラウンドの木陰で女がこちらに手をふっている。
「やれやれ、いこーぜ」と、俺たちはその女の方へ向かった。
すると剛が「おーい葵!久しぶりだなー!」と大声で声をかけたが、俺は「昨日もいただろうが」とつっこんだ。
すると女は「面白くない冗談はもう聞き飽きたわ」と笑った。彼女の名前は、椿原葵だ。
「面白くないとはなんや、俺様に面白くないという言葉は俺の辞書に載ってへんぞ」剛はガハハと笑った。まぁ、こいつから笑いとったら何も残らないしな。
俺は「はよ飯食ってサッカーしようぜ」と言い、三人は早食い競争と言わんばかりの早さで昼飯を食べ終えた。倉庫からサッカーボールをとって葵と剛と俺でPK対決をした。
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