流れ

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流れ

「ん」 あ、机で伏せたまま寝てしまった。机に置いてあるデジタル時計を見ると、もう朝五時になっていた。もう一回布団で二度寝しようかと思ったが、起きれなさそうなのでやめる。 カレンダーを見ると、もう金曜日である。本でも読もうかなと思った瞬間、遠くでドーンと音がした。 なんだ?と思い、窓の外を見た。すると、山が燃えていたのだ。 「なんで燃えてるんや」思わず腰が抜けてしまった。 「そうや、剛に聞いたらわかるかも」剛にメールを送ったが、返信が来ない。 「...寝とる」仕方がないが、なぜ燃えているのかがわからない。葵にもメールを送ったが、返信は返って来ない。俺は、携帯のカメラで燃えている山を撮った。 しかし、山から家までの距離を推測してみても、恐らく五キロほどあるだろう。そんな事を考えていると、急に眠気に襲われた。気づいた時には朝七時になっていた。
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