ケータリングサービス殺人事件

届いたのは珈琲でなく鮮血だった。妻の帰りが遅い。探しに出かけた俺は衝撃と出会う

水原 麻以

SF 完結
6分 (3,346文字)

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あらすじ

AIが覇権を握る少し前の未来。宅配が「枕配」まで進化した。寝たままで何でもそろう。鬱を患う俺を身重の妻が支えていた。早朝、夜勤明けの妻を待つ間、俺はコーヒーを頼んだ。だが、外の様子がおかしい。そこで俺

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感想・レビュー 2

7ページというこのページ数で、見事SFミステリーをやりきった佳作です。 セリフのはしばしでキャラを表現するテクニックがうまい。 世界観を無理なくわかりやすく、読者に飲ませるのは、基本の文章力が高いから
ネタバレあり
 優れてリアリティーを重視した筆致に加えて、短編でありながら巧みに「あり得る世界」の状況を物語に乗せて読者に理解させている秀作であると思いました。  人の世が向かう先に警鐘を鳴らす作風に、抑え難い共感
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その他情報

公開日 2018/2/18