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「ああ、最初は誰でもそうしますね。でも夢じゃありません。貴方は死んで魂のみとなったのです。魂は精神的な痛みは感じますが、物理的な痛みを感じませんから。あっ、ちなみに肉体に関してはご心配なされずに。貴方はお一人住まいでしたから、発見までは数日かかるでしょうが、遠からずアパートの大家さんなり実家のご両親が、供養してくれると思います」  未だ困惑する青年の前で、赤鬼は深々とお辞儀した。 「ようこそ死者の世界へ。私たちは貴方を歓迎いたします」
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