02.

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「んー?和どうした?」 「…にいちゃん、ごめんね。ぼくのせいで、にいちゃんまでお休みになっちゃった」 「和、それは違うぞ?ちょっとこっち向け」 顔をあげた和成くんに、ひらなりくんは言います。 「和が元気ないとにいちゃんも元気出ないんだよ。だから、和はにいちゃんのために元気になることだけ考えてたら良いんだ」 「にいちゃんのため?」 「そう」 「うん!分かった!ぼく、頑張って元気になる!」 「良い子だな!」 よしよしと撫でると和成くんは嬉しそうに笑いました。 和成くんがお粥を食べたいと言うので、ついでに2人分作ります。 そう言えば、昨日は夕飯食べなかったな、と思い出したひらなりくん。 お腹も空かないのですっかり忘れていました。 「和の好きなみそ粥だぞ?食べられるだけ食べたら良いからな」 「わぁ!」 いただきます!と嬉しそうに食べる和成くん。 この様子なら、休み明けには登校できそうだと安心しました。
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