はじめての彼

まひるとよると

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帰り道。駅まで手をつないだ。

桜月さんの大きな手にしっかり受け止められてる私。

（気持ちぃ）

「早織ちゃん、連絡先、交換しよう」

お互いに送信。

「あれ？いかないなあ」

あっちこっち近づけているうちに私達の体もどんどん近づく。

桜月さんが後ろから私をくるみ、
携帯と携帯をキスさせた。

「あ、きた」

桜月さんが笑う。

「このくらい近づけなきゃダメか」
「は、はい」
「じゃ、早速送信しよ」

桜月さんがメールを寄越した。

「！」

今度の休み、どこか行きませんか。