怪盗vs.警察 ×2

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怪盗vs.警察 ×2

夜中の真っ暗な美術館。 その中を一人の少女がドレスと髪を揺らしながら歩いていた。右手に真っ赤な宝石を持っている。 急にパアッっと辺りが明るくなった。 「あっ!いたぞっ!」 明かりの元は一人の警察官だった。 その声を聞き、後ろから更に数人集まってきた。 警察官の中から、リーダーらしき人物が先頭になり、叫んだ。 「今日こそ捕まえてやるっ!怪盗R(ルラ)!」 怪盗Rと呼ばれた少女は、うっすらと微笑みながら 「あら、バレちゃった。でも今日も捕まえられないと思うよ~」 と、余裕綽々に答えた。 怪盗Rと反対に、興奮ぎみに叫ぶ。 「この、近瀬(ちかせ) 瑛人(えいと)が今日、必ず捕まえてやるっ!」 「あー、はいはい。頑張ってくださーい。」 「このっ馬鹿にしやがって!!おふざけはこのくらいだっ 怪盗係特殊部隊っ!行けっっ」 その掛け声と同時に、警察官たちが少女へ向かって飛びかかってくる。 「おおー楽勝楽勝ー。」 少女はニヤリと笑い……
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