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あなたは覚えているでしょうか?
いや、あなたのことだから、きっと忘れてなんかいないでしょう。
今思えばなんてことないんだけど、あの頃の僕にとってはその日も特別な日だった。
一学期に一度の授業参観。
僕は昼休みの間ずっと、午後一番の授業に向けて集まり出した保護者の中にあなたの姿を探していた。
しかし、結局授業が始まっても、あなたは来なかった。
「行く」って言ってたのに。
待っていたのに。
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