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何週間前の悠斗と再会したその日の帰り。
このまま誰もいないマンションに帰りたくなくて、1人飲みして酔っぱらって、ふらふら歩いていた。
好きなのに、あの人はもう違う世界の人。確かに生徒だから、元々そうだったけど、でもあの指輪は決別の証に感じた。
ドン
その時、50代ぐらいのうすめの藤色の着物を着た、品がある綺麗な女性とぶつかってこけた。
史華ママ「大丈夫かしらあなた? 」
その女性は、倒れた私を抱き上げた。
風吹「は~い・・だい・・じょーぶで・・ありましゅ・・・」
とフラフラしながら右手で敬礼しながら言って、そのまま気を失った。
史華ママ「まー」
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